躁うつ病(双極性障害)とは?
躁うつ病(双極性障害)とは、活動的がいつもより高まった高揚した感情が現れる躁状態と、抑うつ的で非活動的なうつ状態を認める病気です。
躁状態の時には、少ししかねなくても大丈夫、いろいろな人に電話をする。普段買わない大きな物も買う。次々とアイデアが浮かぶ、爽快感や幸せな気持ちになる、自分が偉大な人間だと感じるといったことがみられます。一方でイライラしやすく周囲の身近な人に迷惑をかけてしまうこともあります。思考・意欲・行動などの面において抑制が効かない状態となります。
これに対し、躁うつ病のうつ状態の時期では基本的にうつ病と同じような症状がみられます。
多少の気分の浮き沈みは誰にでもあると思います。楽しいことがあった時、悲しいことがあった時、落ち込んだり喜んだりすることは普通です。しかし、普段より悲しいことが続いている、ハイテンションがいつもより長く続くなど、気分がどちらかによっていった場合には、躁うつ病を考える必要が出てくることも多いです。躁状態は自分自身では気がつきにくいもので、大抵は家族や職場の方が本人より先に気がつきます。躁状態は本人自身には気付かれないことも多く、単なるうつ病と診断されていても、躁うつ病であるという診断上も問題は少なくないと日常外来の中で日々実感しています。
うつ病と診断され治療を受けているにも関わらず、なかなか改善に向かわないような場合にも、一度診断を見直す必要があります。気になる点のある方は、ご相談にお越し頂くことをお勧めいたします。
そううつ病かなと思ったときは、症状が重くなる前に、駅が近くて便利な日本橋茅場町こころのクリニックにご相談ください。