日本橋茅場町こころのクリニック

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家族がうつ病に気づくには?

こんにちは!!

今日は以前ブログで紹介させていただきました「うつ病について」の家族のサポート編を紹介させて頂きたいと思います。

うつ病治療において、ご家族のサポートは患者様にとって何より

大きな支えになります。

家族の「うつのサイン」を見逃していませんか?

うつのサインに気づくためには…

日常生活の変化に気をつけて下さい。

うつ病は、気分が落ち込む、やる気が出ない、眠れない、食欲がないなど、さまざまな症状があらわれます。このようなうつ病の症状についてすべてを理解していなくても、うつ病に気づくことは出来ます。ポイントになるのは日常生活の変化です。

例えば.あなたの大切な人にこんな変化はありませんか?

・毎朝新聞を読んでた夫(妻)が新聞を読まなくなった

・日曜日に必ず趣味(ゴルフなど)を楽しんでいたのに、やらなくなった。

・ちょっとした事で怒ったり、イライラするようになった。

・些細な事を気にするようになった。

・身だしなみに気を遣わなくなった。

・家事がはかどらないようで、家が散らかっている事が多くなった。

・‘‘眠れない’’とよく言っている。

・食欲のない日が続いている

からだの症状について確認してみて下さい

うつ病には、こころとからだの両方に症状があらわれるという特徴があります。様子がおかしいときは、まず「眠れない事はない?」「食欲はある?」「からだはだるくない?」など、からだの症状について「はい」「いいえ」で答えられるように聞いてみて下さい。単なる疲れではなく、からだに変化が起きているのであれば、病院で検査を受けるようにすすめる事が出来ます。逆に「最近元気がないけれど、どうしたの?」と気持ちの変化を聞くと、患者さんは自分が弱い人間のように感じて、「もっとがんばらなければいけない」と思い、逆に症状を悪化させるおそれがあります。また「疲れやストレスがたまっているのでは?」と聞くと、「病院にいかなくても2.3日休めば治るから」と答えてしまう事があるので好ましくありません。

~うつ病でみられるからだの症状~

【睡眠の症状】 不眠

【全身の症状】 全身のだるさ(倦怠感)、微熱

【神経系の症状】 頭痛・頭が重い・かすみ目・めまい・耳鳴り

【筋肉の症状】首や肩のこり

【循環器・呼吸器の症状】 動悸・息切れ・胸の圧迫感

【消化器の症状】 胃のもたれ・腹部の不快感・下痢・便秘

【末梢神経の症状】 からだのしびれ

【性機能の症状】 性機能の低下・性欲が落ちた・月経不順

逆の症状があらわれることもあります

・眠れない→逆に、寝すぎてしまう。

・朝も遅くまで寝ている

・休みの日は1日中寝ている

・食欲がない→逆に、食べ過ぎてしまう(食べだすととまらない)

・いつもよりよく食べるようになった

・甘い物を好むようになった

・やけ食いにも似ている

・数ヶ月で明らかに太った

・落ち込んでいる→逆に、不安になったり落ち着きがなくなる(焦燥感)

・イライラしている

・じっとしていられない

・ソワソワした感じ

※特に高齢者のうつ病では、不安や焦燥感が強く出ることもあろます。

「様子がおかしいな?」と感じたらそのままにせず、からだの症状について確認してみて下さい。

治療を始めるために…

ご家族がナビゲーターになってください。

うつ病のときは判断力が低下しています。

「いつ」どこの病院へ行けばいいのか?

ご家族がナビゲーションしてあげて下さい

病院にはできるだけ付き添ってください。

ご家族には『患者さんの状態について医師に伝える』うつ病の治療経過や治療の必要性について患者さんの代わりに正しく理解すると言う大きな役割があります。またご家族が一緒に付き添うことで、患者さんの不安が和らぐ場合もすくなくありません。

《原因》にとらわれ過ぎない事が大切です。

うつ病はたったひとつの原因だけで発症するものではありません。また、その原因を排除したからといって、すぐによくなるわけでもありません。

たいせつなご家族がこのような症状でお困りになっていましたら無視せず、一度当医院にご受診下さい。

また、こちらの冊子にて詳細がのっていますので気になる方は当院にて無料でさしあげていますのでお問い合わせ下さい!!

ご本人様ではなくご家族の相談もうけたまわっておりますので気になる方はお問い合わせ下さい!!

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