日本橋茅場町こころのクリニック

不安障害

色々なことに不安になる、人混みで不安になる

不安障害というのは、過剰な不安・恐怖によって苦しみ、何らかの助けが必要な状態です。また、不安は特にストレスが大きな場合に高まりやすく、不安な状態が長く続くことがあります。

  • 心配症になった
  • 電車に乗るのが不安
  • 人混みは避けたい
  • 人前で話すことが苦手
  • 緊張しやすい
  • 人と目を合わせるのが怖い

不安障害とは

不安障害には、その障害の内容によって、社交不安障害(SAD)や全般性不安障害(GAD)、パニック障害などの種類に分けられます。

不安障害というのは、過剰な不安・恐怖によって苦しみ、生活に支障を来すような症状があるため、何らかの助けが必要な状態です。また、不安は特にストレスが大きな場合に高まりやすく、不安な状態が長く続くことがあります。このような状態から、うつ病、自律神経失調症や適応障害などを引き起こしやすくなります。

社交不安障害(SAD)

社交不安障害とは、人前で何かをすると緊張し、その苦痛を避けて、逃げ出したくなってしまう状態のことです。会社や学校で言いたいことが言えなかったり、就職の面接に行けなかったりして、大切なチャンスを逃してしまわれることがあり、こちらから見ているともったいないと感じることがあります。

例えば、職場や学校で発表しなければならない場面、会議で発言しなければならない場面などで起こりやすい障害です。また、自宅から外出するときに、一目を避けてしまうように、人と出会いたくなくなることもあります。

その状態に対応して、社交不安障害、あがり症などに種類が分かれます。

社交不安障害の主な症状

次のような症状があるときに社交不安障害であることが多いです。

・人前で話すことが苦手
・人といっしょに食事をすることが苦手
・人前で字を書くことが苦手
・人前で歌を歌ったりスピーチすることが苦手
・会議で発言することが苦手
・パーティーに参加することが苦手
・人を誘うことが苦手
・上司や先生と話すことが苦手
・同僚に頼み事をすることが苦手
・昇進や出世が苦手
・会社に行くことが苦手
・外出することが苦手
・大きなグループに参加できない
・お店で商品のことを尋ねられない

社交不安障害の原因

ほとんどの場合は、中学生や高校生の時代から社交不安障害の症状が出てきます。その症状が長い間続いているので、「自分は内気な性格なのだ」と思い込んでいることが多いです。

そのため、自分の実力が実際よりも低いと評価してしまって、本当であれば出来ることであっても、「自分にはできない」と思い込んでいる方が多いです。

社交不安障害になりやすい方

次のような方は、社交不安障害になりやすいといえます。

・人からよく思われたい
・自分が周囲に迷惑をかけているのではないかと心配しやすい人
・手が震えたり、顔が赤くなることを気にしすぎる
・他人の反応を気にしやすい

社交不安障害の治療方法

社交不安障害の治療方法の基本は、自分が緊張しやすいことを、悪いことのように思わないこと、「緊張してはいけない」と思うことを修正していくことです。

メンタルクリニックの問診で今までの人間関係などを見つめていくことで、不安の原因が明らかになっていくことがよくあります。原因が分かってくることで、自分がどのようなことで気をつけていけばよいかが自ずと分かり、症状が改善していくことがあります。

どのような場面で、どのくらいの症状が持続するのか、日常生活にどのような支障をきたしているのかなど、今までの経緯をお伺いしながら、薬物療法が必要か、どのお薬のタイプが合うかを相談させていただきます。

治療薬としては、セロトニンの不足を補うお薬、抗不安薬といわれるお薬が効果的です。

全般性不安障害(GAD)

全般性不安障害(GAD)とは、特に理由もなく、いつでも不安や心配が出て、それが続いてしまい、不眠になったり、イライラ感が出たり、落ち込んだりする障害のことです。人まででなくても、一人で自宅にいるときにでも不安になります。

全般性不安障害は、あらゆることに不安を感じる障害ですので、社会的にだけでなく、自分一人の生活においても不安が出てきて、生活に支障をきたしてきます。

メンタルクリニックでお話を伺う中で、不安が改善されていき、薬物療法と併せて治療することで改善していきます。

うつ病との鑑別も必要

話をお伺いすると、不安障害だけでなくうつ病であることがあります。うつ病の不安焦燥型であることがありますので、その場合には余計につらく苦しまれていることと思います。不安障害かなと思われた方はお早めにご相談ください。

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